我が家の資産運用は、紆余曲折を経て米国株式に辿り着きました。
それまでに、国債を買ったり、外資系保険を買ったり。
ゴールドを買ったこともあります。
残しておけばゴールドだけは儲かっていたけど、そんなものは運しだい。
米国株式での運用には満足です。
僕は米国株式が上がり続けていると思っている(信じている)ので、長期で保有を続けています。
可能な限りの資金を米国株式市場に投下し、一部は3倍の値動きレバレッジが効いたインデックス型ETFにて保有。
レバレッジ商品の主要な保有口座はジュニアNISAです。
子どもが成人するときには、唸るほどの含み益を抱えていて欲しい。
運用方法が確立できたからといって、投資の勉強を怠ってはいけません。
現時点のポートフォリオで攻撃力はすでに充分。
より大きく儲けようとは思っていないけれど、より安全にはしておきたいと思っています。
コロナショックでは4,000万円もの資金が蒸発したので、僕という存在までもが溶けてしまいそうでした。
「ライフサイクル投資術」を読んだので、分かったことを書き記しておきます。
本書でも、ほかの資産運用本と同様、株式投資を主軸に置いています。
特異な点は、時間の分散投資を推奨していること。
保有銘柄を分散させるように、購入タイミングを分散させるといいそうです。
感覚的に、そのような気がしますね。
素直に投資していると資産構築の最終段階に比率が高まります。
退職金を投資した途端に大暴落が発生したら。
想像すると震えます。
人生終盤での比重が軽減されることで、リターンはそのままにリスクを軽減することができる。
株価下落の危険性を均一化する方法がライフタイム投資術なのです。
ライフタイム投資術では、資金がない段階から大きく投資をします。
退職までに構築可能な金額を想定し、理想のポートフォリオになるまでレバレッジを効かせて実質的な投資額を膨らませましょう。
若いときには元手が足りないのでレバレッジを利用します。
比率は2倍まで。
それ以上のレバレッジ率だと手数料が不利だし、市場からの強制退場の危険性が高まります。
利子が発生する借金があったら、投資の前に返済しておくこと。
投資では確実に増やすことはできませんが、利子払いは確実な損失なのです。
計算方法は、このようになります。
60歳までに5,000万円貯められる想定で、その80%を株式に投資したい場合。
人生の早い段階で4,000万円分の投資を完了させます。
投資金額が2,000万円になるまでは、2倍のレバレッジをかけ続ける。
投資金額が2,000万円を超えてからはレバレッジ率を軽減していって、純粋に4,000万円を投資する状況へと近づけていきます。
我が家の場合で置き換えます。
僕も妻も、このままサラリーマンを継続することはないだろうから、残りの人生で積み上げる貯蓄額は1,000万円くらい。
起業に成功したらもっともっと増えるだろうけれど、老後資金の計算は悲観的なぐらいが適切です。
現時点での保有資産が7,000万円なので、想定できる資産額は8,000万円。
60歳時点で70%を株式にしておきたい。
つまり、5,600万円分を株式にしておけばいいということです。
・・・。
我が家の投資金額は8,000万円。
しかも3倍レバレッジのETFを2,000万円保有しているので、1億4,000万円分の投資をしています。
それって2億円を持っている場合の投下金額です。
このままサラリーマンを継続しても、そこまでは貯まらないんじゃないだろうか。
人生の早い段階から最大限の資産運用を推奨するライフタイム投資術。
我が家にはスピードダウンを示唆してきました。
なんてこった。
もう、僕たちは金銭的には頑張らなくていいのだろうか。
とりあえずの生活費を獲得できれば人生安泰なのかな。
今なら人生の取り返しがつきます。
まだまだ全力での投資を継続しよう。
とりあえずの生活費すら、不要になることが目標です。
そうしたら、経済的な自由は完璧だ。
レバレッジについては今回の勉強を契機に考え直してみようかと思っています。
もう溶けてしまうような思いはしたくありません。
これからも勉強を続けます。