昨日から入院しています。
前兆は2週間前から起きていました。
激痛。
30分に一度の便意。
出せるものは出し切っているのに、トイレに行くと便意が怒涛の如く押し寄せてきて便座から離れられない。
布団とトイレとの滑稽の繰り返しを20回は続けただろうか。
細菌を排出するため大量に摂取した水分すらも排泄できず、お腹は張る一方です。
胃が敗れるのではないかと心配し、強制吐しゃと経口補水液を利用し、なんとか落ち着かせました。
今考えたら、あれは最近のせいじゃなかったんだろうな。
だから、適切に流れ出せなかったのだろう。
人間の身体はよく出来ています。
ここまでで5日。
回復してきたことが嬉しすぎて、お酒を飲み始めました。
職場にも顔を出した。
これが余計でした。
5日後に発熱。
悪寒が凄くて、ガタガタ震えました。
39℃の発熱です。
僕は37℃以上の熱を出すことすら稀なのに。
4日間。
熱が下がることはなく、このままでは生命の危機に関わると判断し、病院へ駆け込みました。
コロナ対策で、別室にて待機です。
まずは内科医の先生に熱が下がらないことを告げ、お腹の痛みも2週間前から続いていることを告げます。
痛みの部位を告げるとははーんと訳知り顔。
血液検査とCTスキャン、レントゲンを撮ることになりました。
それから点滴。
点滴!?
展開が急すぎるぞ。
1時間ほど点滴を受けながら、まどろみます。
それから外科にまわされて、触診。
ははーん。
やっぱり訳知り顔。
そんなに簡単な症例なのかな?
急性虫垂炎ですね。
急性虫垂炎!?
小学生がなるやつなんじゃないの?
僕、もう39歳だよ。
長年連れ添ってきた器官を簡単に切除したくはありません。
先生と手術と薬で散らす方法を検討します。
切れない。
炎症が酷すぎて、周りに膿が溜まっているらしい。
今のまま切ってしまうと、ほかの正常な期間まで傷つけてしまうそうです。
切らずに済んだことは嬉しいですが、そんな爆弾みたいな内臓を抱えていたのかと思うと複雑です。
盲腸ってめっちゃ痛いと聞いていたけれど、僕は間違って耐え抜いてしまったらしい。
すぐにギブアップすればよかったのか。
余計な場面で意思の強さ発揮してしまいました。
強めの抗生物質を点滴し、虫垂と周辺器官の炎症を沈めます。
入院3週間。
3週間!?
掛かり過ぎでしょ。
僕の勤務先、そんなに待ってくれるのか。
すでにイスが無くなったていたら、どうしよう。
まあいいや。
そのときはそのときだな。
折角なので、読書をしたり、ゆっくりしたりしようと思います。