お酒の量を減らしたいけれど、ついつい飲んでしまう。
勉強しようと思っていたけれど、うっかりYouTubeを見続けてしまった。
自分の可能性を模索したいと思い続け、やっぱりサラリーマンを続けている。
生活を変えることは簡単ではありません。
科学で証明された自分を変えるための最強戦略があるらしいので読んでみました。
本書では環境の影響を重要視します。
行動は環境に形づくられる。
進学校に入学すればそれなりの大学に進むし、上京したらそれっぽい性格や話し方になります。
環境からの影響力は意思の力を超えるそうです。
タバコを止めようと頑張るのは難しいけれど、タバコも灰皿も捨ててしまえば成功率は上がる。
習慣になっていた環境を壊すのです。
飛行機のなかでタバコを吸っている人はいないし、ニコチン中毒で震えている人もいません。
吸えない状況であれば、吸いたいという意思すらも浮かんでくることがないのです。
習慣を意志の力で変えることは難しくても、環境を変えることならできます。
不要なものを捨てたり、必要なものを買ったり、劇的な変化が必要なら引っ越ししたっていい。
環境は心地いいばかりではいけません。
プレッシャーや不快感、不満があれば推進力になります。
達成するしかない環境を作る。
退路も迂回路も頭から締め出し、ひたすらに邁進できる環境を整えるのです。
大学生のころ、言われたことがあります。
サラリーマンを5年続けたら、何にもできない人になるよ。
すごく納得しています。
というより、僕が何もできない人間になってしまった。
同じ環境で、与えられた仕事と変化のない人間関係。
エネルギーと向上心を保持して成長し続けるほうが難しい。
たまに、そういう人もいるけれど、凄いです。
ありゃあ天職だな。
恵まれたサラリーマン属性を持っていたのでしょう。
僕は、今のままの働き方ではダメだと思っています。
家族には恵まれていて人生は楽しいけれど、それを言い訳にしてはいけない。
自分を変えようとすると莫大な労力がかかることが分かったので、まずは自分の環境を変えようと思いました。