無事に退院することが出来ました。
外の空気って、とても美味しいです。
新型コロナ対策のため病室内は外気と完全遮断。
息が詰まりそうでした。
届きそうなほどの青い空を窓越しに見上げながら、外へ繰り出せないもどかしさ。
鳥かごのなかって、こんな気持ちなんだろうな。
周りは老人ばっかりで気が滅入るし。
昼下がりの公園を散歩して、賑やかな食卓を囲む。
日常の有難みを噛みしめています。
18日間入院しました。
本当に長かった。
面会も制限されていて、妻としか会えないし。
読書と勉強ばかりです。
毎日3冊のペースで本を読み、ネット講座で資格を取得しました。
それはそれで、充実した日々。
退院前に支払いを済ませます。
252,460円。
25万円。
25万円!?
高すぎるだろ!!
病院ビジネスこわっ。
診断後に即刻入院しているから有無を言わさないし、請求は後からです。
値段を知っていたら、気軽に採血を応じなかったよ!
泣きそうだけど、健康にしてもらったので文句は言えません。
クレジットカードで支払いを終えました。
日本人は公的医療保険に加入しているので、支払い額は限定されます。
僕の所得だと、80,000円ほどが限度です。
日本人でよかった。
健康保険に加入していない人もいるらしいけれど、これだけは入っておいたほうがいい。
健康大事だよ。
高額療養費制度の利用方法を、組合に確認しました。
何もしなくていいそうです。
3ヵ月後をめどに、限度額を超えた金額が勤務先に振り込まれるらしい。
事前に証明書を取得しておけば窓口での支払い額も制限されるらしいけれど、支払った後では適用できません。
仕方がない。
黙って振り込まれるのを待とう。
入院費の支払いが高額過ぎて、運転資金をショートさせた個人事業主とかいるんじゃないかな。
心配です。
悔やまれるのは、僕の入院が2ヵ月間に渡ったこと。
高額療養費制度は月ごとの適用なので、2ヶ月分の限度額を支払わなくてはなりません。
これからは入院しそうな気配を感じたら、なるべく月初に病院へ行こう。
手術するなら、有無を言わさず月初め。
高額療養費制度は、合算しての利用もできます。
ほかの病院への支払いも限度額の対象になるのです。
慌てて歯医者に予約したけれど、合算されるためには支払いが21,000円を超える必要があります。
安い金額は補助してくれないけれど、一定額を超えたら全額補償って、制度としてどうなんだろう。
こういう歪みが日本の医療費を圧迫しているんだと思う。
なんとか指定額まで到達したいので、徹底的に治療してもらいます。
歯医者って入院できないのかな?
この際、手段は選ばない。
今月に限り、徹底的に医療機関のお世話になろうと思います。