起業本の固め読みがまだまだ続きます。
さすがに飽きてきました。
そろそろ違う切り口の起業準備をしたくなっていますが、ここからが勝負です。
どうやら世間の起業家たちは、セミナーにいったり、起業塾に通ったりしたりしているらしい。
それに意味があるかは分かりませんが、皆さんちゃんと情報収集しているということです。
僕の勉強は本だからね。
とても効率がいいです。
書籍には著者のノウハウが注ぎ込まれているし、エピソードや解説は精査されて尽しています。
さらには分かりやすくするための編集作業まで入っているのです。
安いし。
時間は自由だし。
起業志望者との交流がないことが残念ではありますが、魂胆見え見えの付き合いをするのもねぇ。
ということで、起業勉強の続きです。
「企業を考えたら必ず読む本」を読みました。
本著は、ほかの起業本とは一線を画します。
暗い。
悲しい。
通常、起業本には夢が溢れています。
未来に向かって船を出そうというのです。
そりゃあ楽しくもなってくるはず。
本書では著者である起業家の体験談が掲載されています。
起業にまつわる苦労にスポットを当てて紹介されているのです。
だから夢のない話ばかりになる。
取引先にノウハウだけ吸い上げられたり、パートナーに夜逃げされたり、コンサルタントに乗っ取られたり。
昼間は営業に回って、夜はポスティングして、寝る間がなかったり。
でも、商品は1つも売れなかったり。
見事に追体験し、暗澹たる気持ちになってしまいました。
夢ばかり見て起業しても、いつかは現実と向き合います。
だったら、あらかじめ知っておいたほうがいい。
心構えが持てるし、対策も打てます。
大変だということはよく分かりましたが、僕の起業しようという意思には変わりはありません。
辛そうだけど未来がある。
時間と魂をすり減らしながら生きるサラリーマンには到達できない喜びを、そこに見出しているのです。
苦労話を先に知っておいてよかったです。
甘えた気持ちが吹き飛んだ。
自分の力で未来を切り拓くためには、生半可な覚悟では勤まりません。
めっちゃ頑張ろう。
苦労話を糧に、今できることを精一杯準備しておこうと思ったのでした。