起業本の読書感想です。
感想を書くのは8冊目、読んでいる本は15冊ほどだと思います。
いよいよ辛くなってきました。
また起業かよ!となる。
これが狙いなのです。
徹底的に知識を詰め込み、もう実践に移りたい!というフラストレーションを貯め込んでいく。
そして、爆発させる。
辞表パーン!!
天気がいいので、会社を辞めます。と言おう。
ふう。
「しょぼい起業で生きていく」を読みました。
著者のえらいてんちょう氏は、30歳にしてかなりのやり手です。
リサイクルショップを立ち上げ、学習塾を運営、バーを経営したり。
立ち上げた飲食店ビジネスはフランチャイズ化されて、本人は会長業やコンサルトを行っているそうです。
ツイッターを見てみたら、フォロワーが40,000人もいました。
全然しょぼくないです。
スゴイです。
著者が「しょぼい」というのは、起業方法のことです。
えらいてんちょう氏の起業では、固定費をかけません。
労働力すら投下しません。
通常の生活を利用して起業するのです。
こんな具合。
どうせ家賃を払うんだったら、店舗に住んでしまおう。
店舗に住んでいるから、とりあえずお店は開けておくか。
不要なものを集めて陳列しておけば欲しい人がいるかも。
そして、本人は店頭で本を読んだりクラウドワークに勤しむだけです。
いつも通りの生活を崩さすに業務を回す。
お見せはいつも開いているので、近所の人が様子を見にきたり、知り合いが訪ねてきてお店を手伝ってくれたり。
なぜか商売が盛り上がっていくのです。
謎です。
生活を対価に換えるという発想が興味深かったです。
この方法なら生きているだけで、僅かかも知れないけれど、おカネは稼げます。
店舗に住んじゃえば、家賃という発想もなくなっちゃう。
すごいなと思ったのは、えらいてんちょう氏の発信力。
しょぼい起業というアイデアと哲学をSNSで発信することで、しっかりとファンを獲得しています。
SNSで獲得したファンが実店舗にも訪れて、さらにビジネスが盛り上がる。
そしてSNSでの影響力が強化され、ファンも増えて、と続いていくのです。
方法はどうであれ、まずは始めてみることを重要さを感じました。
とりあえず行動しているから、ついてくるファンもいるのです。
考えているだけで動いていなかったら、応援のしようもない。
とりあえず動き出すための一歩として、しょぼい起業。
資本をかき集めたり、事業計画を完璧に仕上げる必要もありません。
こういう発想もあるのですね。
ハードルを可能な限り下げて、死なないような起業をしてみようと思います。