我が家では多めにお小遣いを渡しています。
子どもたちには、金融リテラシーを高めておいて欲しいのです。
お菓子を買っても、欲張らなければ足りる金額。
それは、500円です。
それでも二女はすぐに使い切ってしまいます。
買い物に行くと思う存分に購入している。
次の機会にはすっかり忘れてしまっていて、財布が空のままレジに並んでいたり。
お店には迷惑だけれど、いい社会経験になるのです。
長男は二女をけしかけて欲しいものを手に入れています。
残しておいたお菓子と交換し、お得にやり繰りする。
現代社会を生き抜く必須スキルです。
したたかであることは結構ですが、狡猾な人間にならないように注意して欲しい。
小学三年生の長女は、金銭感覚を身に付け始めています。
お金が足りなくなることはないし、必要以上に我慢することもありません。
欲しいものは買えばいい。
お金は使うためにあるのです。
我が家では、もう1つの要素を加えています。
増やす。
年末の銀行口座金額に、一定割合で利子を付けてあげています。
僕たちの幼少時代は銀行がたっぷり利子をくれましたが、昨今では0.01%。
1万円預けてたら1円です。
1円って。
子どもに誤ったメッセージを与えかねません。
今年は5%の利子を約束していました。
本来なら僕の運用成績や市場の推移を適用したいのだけれど、メッセージが込められすぎて消化不良を起こしかねない。
大人だって理解していない人がいるのです。
教育を急ぎ過ぎてはいけません。
利子を渡すために、年末の残高を確認しました。
長女37,000円
長男37,104円
二女35,000円
2人より多く預けたい長男。
使い込んでいる二女。
我が道を行く長男。
それぞれの性格が出ています。
利子額の算出です。
長女1,850円
長男1,855円
二女1,750円
ちょっと差が出ているのが狙い通りです。
より多くの余剰資金を確保する。
欲しいものがないときに、浪費する必要はありません。
お金の重要価値の1つである、貯めるというファンクションを体感しておいてほしい。
財布から抜き出して、子どもたちに配布しました。
総額5,455円
あれれ?
高くない?
お小遣いにしては高額すぎます。
今年のお年玉も追加されるから、次の年末はさらに出費が膨れ上がる。
家計が圧迫されてしまうではないか。
子どもたちには、今年の利子は1%に減額することを伝えました。
文句を言っていたけれど、それも学びです。
利子ってのは少ないのです。
額面が保障されているからね。
利子の少なさに辟易する。
そこから先はお金を運用するステージです。
リターンとはリスクの副産物なのだよ、子どもたち。
ジュニアNISAで1単位買わせてみようかな。
日本株は単元が大きいから米国株。
とてつもない学びを得てくれそうだ。
どんな子どもたちに育つか楽しみです。