僕はBRUTUSやpenを愛読しています。
アルコールや書籍、美術についてなどの偏狭的な雑学知識の掘り下げ。
酔ったときの読書に最適です。
ちょっと意識が高い感が気持ちいい。
話題のアーティストについての薄すぎず複雑すぎない解説とか。
ページを繰るのが楽しい美しい特集とか。
kindleに入れておけば、早めに飲み屋に到着してビールを楽しみながら快適な時間を過ごせるのです。
リッチだね。
僕はこの歳になるまで知らなかったのですが、BRUTUSやpenは意識高い系雑誌の入り口でしかありません。
より特化された雑誌がある。
GOETHE(ゲーテ)です。
登場するのは常軌を逸した破格の成功者たち。
世の中には、唸るほどの資金を築いた事業家が溢れているのです。
例えば、プライベートジェットとクルーザーの完全ガイド。
超ピンポイントな需要の掘り起こしです。
ページに差し込まれる広告はリシャールミル。
5千万円を優に超えるラグジュアリーモデルが華やかに訴求されています。
数冊読んでみましたが、興味深かったです。
次元の違う世界を意識できました。
会社のなかでの毎日が、いかに制限されていたか。
せっかく組織を離れたので視点を広げて生きていこうと思えました。
僕がGOETHE(ゲーテ)と出会ったのは、図書館の雑誌コーナーでした。
図書館!?
そう。
老人や無職の憩いの場。
無料で利用できる公共施設です。
リシャールミレの購入を検討するような超富豪が利用するとは思えません。
購入担当者はなにを考えているんだ。
事業で成功して、読みたい本くらい買えるようになれとのメッセージなのか。
大きなお世話だよ。
または、本当のお金持ちは浪費をしないというから、図書館利用者には資産家が多いのかもしれません。
そう言えば、自家用ジェットで乗り付けている人も多数いますね。
いや、いない。
世の中には刺激的な情報が満ち溢れています。
身近にジェットを保有している人はいないので、まずは雑誌で見識を広げたいと思いました。