子どもたちのお年玉を預けに行きました。
手元に残しておくと、ろくなことにならないのです。
無くす。間違える。
二女の資産が激減していたことがありました。
長男の財布に、不足分のお金が入っていた。
お金には名前が書いていませんが、状況的に間違いないでしょう。
故意か偶然かは分からないけれど、許されることではありません。
最終的な解決には多くの犠牲が払われました。
長男の号泣。
叱責を続けた妻の喉は潰れました。
なぜか長女も泣いていましたが、なんで?
今年のお年玉は厳格に管理しました。
少しでも目を離すと、それぞれのポチ袋を広げ、どちらが多くもらっているか競い合っています。
そういうの禁止。
万が一、お年玉の金額に差があったら大惨事です。
金額を公表することすら止めさせました。
僕の幼少期、高額のお年玉をもらったことを自慢していた近所の子どもがいたけれど、マネーリテラシーは最低だな。
BB弾を連射できる電動のマシンガンを買っていたけれど、今ごろどんな大人になっているのだろう。
本物のマシンガンを保有していたらウケますね。
銀行に向かっての出発直前、問題が発生しました。
二女のお年玉がない。
ごっそりない。
封筒に入れて引き出しに保管していたらしいのですが、痕跡すら見当たりません。
まずは棚の整頓させました。
よく分からない塗り絵や折り紙を保管しておくから無くすのです。
これを機会とばかりに徹底的に捨てさせます。
うんうん、スッキリした。
それでもお年玉はありません。
続いて、長女と長男の財布確認です。
恐怖が僕を襲います。
もしも紛れ込んでいたら、徹底的に怒らなくてはいけなくなります。
お金を取られてはいけないし、取ってもいけない。
そういう危険を作ることすら避けなくてはいけないと煩く注意してきたのです。
頼む、見つからないでくれ。
・・・。
ない。
良かった、妻の喉が守られました。
カバンのなかにもないし、おもちゃ箱に紛れ込んでいる可能性もなさそうです。
なんてこった。
お金の大事さが伝わっていない。
僕が施してきた金融リテラシー教育はなんだったんだ。
調べ直したら、二女の通帳とともに保管されていました。
通帳を管理しているのは、親です。
そう。僕と妻。
預かったっけ??
探しているときに二女が親には預けていないって言っていたし、、、。
なんというか。
本当にごめんなさい。
見つかったお年玉を口座に入金しました。
我が家ではお小遣いに利子を付けており、2021年の利率は1%です。
今までの5%を比べると激減していますが、子どもたちは100円で1円がもらえると楽しみにしています。
銀行の本当の利率は0.001%だと伝えると驚いていました。
10万円で1円⁉ そんなのズルだよ!! と怒っていた。
その感覚です。
還元率が低いことへの憤りを大事にしてほしい。
子どもたちの通帳には、新しい残高が記されました。
上のページには、僕がジュニアNISAの口座に入金するために出し入れした履歴が印字されています。
100万円もの金額が入金され、証券口座へ即座に振り込まれた記録。
どう感じているのだろう。
リテラシーをバグらせなければいいけれど。
まっすぐに育ってくれることを祈っています。