億万長者物語

30歳100万円から運用を始め、40歳現在の資産額は8,800万円。会社は辞めました。経済的自由を目指して、まだまだ頑張ります!


お父さんは辞めたほうがいい


辞めたほうがいいと言われました。

  

夏も終わりが近づいている日のことです。

 

家には残宅勤務の僕と、小学校の夏休みをくつろぐ長女と長男。

 

突発的な案件が発生し、会社に残している資料を確認しなくてはならなくなりました。

 

一家に立ち込める不穏な空気。

 

子どもたちには留守番をさせておいてもよかったのですが、たまにはお出かけもいいでしょう。

 

連れて行くことにしました。

 

父親がどうやって給料を稼いできているのかも見せておきたいし。

 

資料を確認するだけなので、準備もそこそこに駅へと向かいます。

 

すでに高くなった太陽が容赦なく照り付け、一歩ごとに汗が吹き出していく。

 

急いで出てきたから、飲み物を持ってきていません。

 

脱水症状が怖いのでペットボトル飲料を買ってあげました。

 

いつもは自炊の麦茶です。それか公園の水道。

 

年に数回しかない大判振る舞いに子どもたちは大はしゃぎです。

 

電車に乗り込み、職場を目指します。

 

平和だね。

 

人生史上、最高に楽しい出勤です。

 

 

 

通勤ラッシュは過ぎており、車内では3人並んで座ることができました。

 

電車の揺れは、子どもの睡眠を誘発します。

 

窓の外を流れる景色、昼前の静けさ。

 

天気はいいし、クーラーは効いているし、文句なしです。

 

子どもたちが起き出したころに、最寄り駅へと到着しました。

 

さすがに業務フロアに入れるわけにはいきません。

 

事務所の入口で待たせておきましたが、会社というものに興味が尽きないようです。

 

窓の外から覗き込み、僕に内部の様子を聞いてくる。

 

良い傾向です。

 

会社というものをよく学んでおいて欲しい。

 

雇われる側じゃだめだよ。

 

雇う側ね。

 

 

 

僕の用事が終わり、会社近くのラーメン屋でお昼を食べることにしました。

 

いつもの昼休憩は味がしないけれど、子どもたちと一緒に食べる食事のなんと美味しいことか。

  

お腹いっぱいで、家路に着きます。

 

最高の昼下がり。

 

帰りの電車に乗り込み、子どもたちに感想を尋ねます。

 

楽しかったらしい。

 

複雑です。

 

僕も会社を楽しめたらいいんだけど。

 

やっぱり雇われる側ではダメなんだ。

 

ゴトゴト。

 

ゴトゴト。

 

まだ着かないのかと長男。

 

5分しか経っていない。

 

ゴトゴト。

 

ゴトゴト。

 

 

まだ着かないのかと長男。

 

5分ごとに現在地を問いてきます。

 

行きは寝ていたのであっという間だったのです。

 

30分を過ぎ、40分を過ぎ。

 

長男、我慢の限界。

 

遠すぎる!退屈過ぎる!!

 

お父さん、会社を辞めたほうがいい。

 

明日辞めてきて!

 

 

 

 子どもだって分かります。

 

子どもだから分かるのかもしれない。

 

1時間以上も通勤に時間を費やすのは、何かが根本的に間違っています。

 

往復だから、毎日2時間。

 

起床時間の2割近くが移動のためだけに浪費されているのです。 

 

僕は運よく、あれ?おかしいな? と気づくことが出来ました。

 

気付かないほうが幸せだったんじゃないかと思うときもあるけれど、飼われる喜びを肯定していては狼にはなれません。

 

狼なりたいわけでもないけれど。

 

長男が指摘してくれた2時間。

 

取り戻せた時間を有効に活用し、自分の人生を満喫しようと思います。