長女は素直です。
通信講座のチャレンジは毎日きちんと進めています。
積み重ねが大事なことを伝えたら、夕食後にピアノを練習するようになりました。
習慣づけるのが得意なようです。
素晴らしい。
僕も通信講座をやらせてもらっていたけれど継続できていなかったし、英会話もギターも、すぐに放棄してしまいました。
妻も似たり寄ったりだったようです。
誰に似たんだ。
二女に叱られているときには、長女が優しく諭してあげています。
僕も妻も早口でまくし立てるけれど、長女は優しくゆっくりと真意をかみ砕いてあげている。
誰に教わったんだろう。
いい子過ぎて心配です。
勉強やピアノでつまづいても、カンシャクを起したりヤケになったりしません。
泣く。シクシクと。
僕が教えてあげていて、パッと見たら、一筋の涙がスーッと。
上手にできないことが不甲斐ないそうです。
大丈夫か長女。
泣きたいときには大声を出していいだよ。
いい子過ぎるので、将来の大崩れが心配です。
大人しい子ほど反抗期に荒れるって聞く。
僕の衣類とは洗濯を分けるように要求してきたりして。
そのときには僕が泣きます。
一筋の涙をスーッと。
3人兄弟のなかで、長女だけが特殊です。
長男はすぐに暴れるし、二女は泣き叫びます。
些細なことで崩れるのです。
安心してみていられる。
子どものうちの崩れる経験が多ければ、立て直すことも覚えます。
自分をコントロールする力の習得は、自己肯定感を育む重要なステップなのです。
参考文献はこちら。子育てバイブルです。
長女に思い悩むようなしぐさが増えてきました。
小学生の高学年を控え、心が成長してきたのだと思います。
複雑になっていくであろう感情を処理できるだろうか。
いい子なだけに内面に貯め込まなければいいのだけど。
長女の成長に合わせて二女の泣く機会も増えてきました。
家庭内で敏感に察知するものがあるのでしょう。
感情を表現することは大切ですが、あまりにもうるさいのでたしなめます。
もう少し静かに泣いてね。
二女があまりに泣くので事情を聞いてみました。
長女がいじめる。
否定する長女。
そりゃそうだ。そんなことをする子じゃない。
泣いてもいいけれど人のせいにしてはいけないよ。
しばらくして笑い声が聞こえていましたが、また泣き出す二女。
僕は目撃してしまいました。
二女の太ももをつねる長女。
別方向を見ながら知らんぷりをしながら攻撃を加えているではありませんか。
なんて陰険なんだ。
楽しそうにしていたから、やっつけたそうです。
僕たちからは見えないように。
安心しました。
適切だとは言えないけれど、鬱憤を吐き出している。
自分の殻に感情を閉じ込めておかずに、こっそりだけど負の感情を整理しています。
叱られた長女はシクシクと泣いていました。
もう慌てません。
これが長女の表現方法なのです。
泣いたり怒ったり、とくに誰かを傷つけながら、適切な処理方法を学んでいく。
二女には災難だけど、これからも意地悪を織り交ぜつつ、ちょうどいい具合の素直さで成長していって欲しいと思います。