ようやくサードドアを読破しました。
本屋に平積みになっていたし、メディアでも取り上げられていたので気にはなっていたのです。
でもね。
450ページ以上もあって読み切るのに時間がかかりそうだし、海外のビジネス書は感性が合わないときがあるし。
躊躇してきましたが、一歩踏み出してみて(読んだだけだけど)良かったです。
ビジネス書というより冒険譚。
大学を休学した筆者が成功者に突撃インタビューを試み、失敗したり成功したりしながら、成長していく物語です。
どうやら現実らしい。
まじかよ。
筆者のパワフルな行動力に感化され、読後には勇気をもらえること必至です。
分かったことと感想を記載しておきます。
成功の第一歩となるヒントを導くことが執筆の目的です。
成功者にインタビューして飛躍のコツを把握する。
インタビューの想定とした対象はビル・ゲイツやウォーレン・バフェット、マーク・ザッカーバーグ、それからスティーヴン・スピルバークやレディー・ガガなど。
衝撃的な世界屈指のビッグネームがズラリ!!
著者にはコネもなく、カネもないのに。
これじゃあ、ただの夢物語です。
始めに取り組んだことは、クイズ番組に出場すること。
優勝賞品のヨットを手に入れ、売却して活動資金を捻出しました。
それから、色んな会合に参加してコネを広げてアポを依頼したり、メールを送りつけたり、突然訪問したりして、人脈を広げていきます。
そして、対象となる人とのインタビューへつなげていくのです。
本書の結論はシンプルです。
公式ページに記載があったので転載します。
人生、ビジネス、成功。どれもナイトクラブみたいなものだ。常に3つのドアがある。ファーストドア。99%の人が並ぶ正面入り口。セカンドドア。選ばれた人だけが利用できる入り口。普通に生きていたら、この2つのドアしかないような気分になる。
でも、裏道を駆け抜け、何百回もノックして窓を乗り越え、キッチンをこっそり通り抜けたその先に「サードドア」は必ずある。
サードドアをこじ開けるには、苦労を厭わずに努力し、困難を克服する覚悟と信念が必要になります。
挑戦とは成長です。
成功にも失敗にもこだわる必要はありません。
本書の構成は、インタビューに成功し失敗する過程と、様々な分野の著名人とのインタビューや会話記録の混成です。
何人もの成功者が登場しており、珠玉の言葉で溢れていました。
特に僕が感銘した名言を抜粋します。
自分らしくいること。何度打ちのめされても立ち上がり、リラックスして流れに身を委ねる(クインシー・ジョーンズ)
メールやネットでの架空の存在ではなく、実在の人物になること(ラリー・キング)
短期の利益でなく、長期的なポジションを念頭に選択する(ビル・ゲイツ)
相手のことをよく知り、信頼できる関係を築くこと(ビル・ゲイツ)
バランスよく挑戦する(エリオット・ビズノー)
自分で決めた道を歩く(スティーヴ・ウォズニアック)
学ぶ姿勢を忘れない(ピットブル)
やっていることは簡単ではないと自覚し、挑戦する勇気を持つ(マヤ・アンジェロウ)
人生を狭めない、人生の限りを意識して頑張ること(マヤ・アンジェロウ)
本当に大事なことは何かを考え、過去の決断を考え直す (ジェシカ・アルバ)
自分の歩む道をちゃんと見る。ほかの人と比べない(ジェシカ・アルバ)
期待を裏切る存在でいること(リチャード・ソール・ワーマン)
名言、めっちゃある。
これでも絞ったのです。
力のある言葉に溢れていました。
登場する人物は多岐に渡り、読む人によって響く言葉は千差万別だと思います。
成功している人は、動き出した人です。
著者の言葉を借りるなら、ほかの人が諦めてしまうような方向性からドアを突破した人。
著者にしたってそうです。
ビル・ゲイツにインタビューしようなんて正気だとは思えないけれど、それを実現してしまった。
考えること、覚悟を決めること、動き出すこと。
成功したいなら、やるしかない。
強い後押しを受けたのでした。