ご存知だと思いますが、僕は育ちがいいです。
文体から滲み出る品格。表現にほとばしる威厳。
ホントすみません。
隠そうにも隠し切れないのです。
・・・。
そんなことない?
あれれ。おかしいな。
親からはちゃんと教わってきたはずなんだけど。
上流階級の仲間入りをしたいので、育ちのいい人について勉強しました。
そんなことしている時点で品位がないことは、ここだけの秘密。
「「育ちがいい人」だけが知っていること」を読みました。
本書は、婚活に励むお嬢さまやお受験を控えたお母さまに向けられたエチケット本です。
僕は男なのでちょっと対象から外れていますが、ここまでやんの?という新鮮な驚きを受けました。
食事の場では、一手で箸を取り上げてはいけません。
三手で取る。
上から右手で持ち上げて左を受け、それから下から右手で握り直す。
おお、聞いたことある。
だけど、そんな面倒なことをやっている人、見たことありません。
僕の周囲には上流階級がいないのか。
箸や化粧、料理、風呂は、「お」をつけることで品位が上がるそうです。
料理をいただく。
お料理をいただく。
いいね。
このようなエチケットが257例紹介されているので、興味がある人は読んでみてください。
知識としては面白いけれど、すべてを覚えて行動することは難しいです。
いちいち意識するのも面倒だしギクシャクしちゃう。
紹介されている事例に共通するのは、周囲への配慮なのだと思います。
自分本位で動いちゃうのって野暮だからね。
あとは余裕をもつこと。
会話の前に「マスクのままで失礼します」と一言加えるとか、買い物の後のお見送りの際に「こちらで結構です、ありがとう」と言うとか。
電話を切る際に「立て込んでいるので切らせていただきます」と言うというのも紹介されていて、こういうのカッコいい。
育ちがいい人って優雅なのだと思います。
行動に落ち着きがあるというか。
ふわっとしているイメージ。
僕は無事に結婚できたし、子どものお受験を控えているわけでありません。
だけど品位は備えていたいので、上品に振舞おうと思ったのでした。
それではこの辺で。
うふふふ。
ごきげんよう。