会社を辞めて自由を獲得したはずなのに時間が捻出できていない。
危険ですよ。
ドーパミン依存に陥っている可能性があります。
ドーパミンとは運動調節、ホルモン調節、快の感情、意欲、学習などに関わる神経伝達物質です。
食事や会話、あるいは性行為をしたりと、生存のために重要なことをする際に分泌されます。
大丈夫。
会社を辞めたからといって食欲が止められなくなったり、性欲が抑えられなくなったりはしません。
そんな人がいたらブログなんて読んでいる場合ではないです。
すぐに精神科医に駆け込んだほうがいい。
重大な疾患を発症している危険があります。
リタイヤ後に棄権なのは、飲酒とスマホです。
どちらもドーパミンを分泌する。
依存性があり、慣れてしまって強い刺激を求めるようになることが特徴です。
禁酒については、何度か記事にしてきました。
朝早く出勤する必要がなくなった今、いよいよ重大な課題です。
さらに喫緊の問題がデジタルデバイス。
お酒は飲み過ぎたら寝てしまうし、次の日にはアルコールを見たくもなくなります。
でも、スマホには際限がありません。
コミュニケーションは楽しいし、ネットニュースを見始めたら関連記事を彷徨ってしまう。
YouTubeを見始めたら、片っ端です。
ゲームを始めたら、もう離れられない。
リタイヤ後には束縛される規則がないため、欲望のおもむくままに行動してしまいます。
だったら組織に取り込まれて管理されていたほうが生産的だったんじゃないか。
自由であることの弊害。
つまり、人格否定。
人間なんて弱い存在なんだから、一握りの人間や優秀なAIに管理させておけばいいってなる。
エヴァンゲリオンだね。
またはマトリックス。
デジタルアプリは知的好奇心や承認欲求、評価の不確実性など、ドーパミン分泌のポイントを突いてきます。
世界最高峰の頭脳が送り出してくる多種多様のサービス。
もうね。
ドーパミンは溢れんばかりです。
ぷしゅー!!(噴水音)
抗おうとしてはいけない。
叩きのめされるだけだ。
容赦なく時間を奪い取られます。
僕たちに出来ることは適切な距離を取ること。
それから、お金に余裕がある人は巨大テック企業の株式を買っておけばいいでしょう。
強く上昇を描く株価は、スマホ依存症を生み出すことで成立しています。
目を覚ますのです。
スマホを離せない人は、パチンコに依存している人と同じです。
パチンコ屋の餌食になることがバカバカしいように、企業の養分になるのも、また賢い選択ではありません。
最後にデジタルデバイスの管理方法を紹介してお別れです。
1.アプリを時間制限する
iPhoneなら「設定」>「スクリーンタイム」>「App使用時間の制限」で設定できます。
2.近くにデバイスを置かない
必要な作業が終わったらデバイスから離れ、書籍を手にソファに移動する。結局これが最強です。
くれぐれもデジタルデバイスが送り込むドーパミンに対抗しようとしないこと。
相手はシリコンバレーだよ。
なんともならないよ。
敵は己よりも強いことを理解し、戦いに挑みましょう。