人事評価の季節です。
サラリーマンの皆さんはドキドキしたりワクワクしたりしていると思います。
会社勤め時代の僕も、かなりソワソワしていました。
1年間の努力が報われるのか徒労に終わるのかの分かれ道。
どちらかというと憂鬱な気分でした。
というより、かなり憂鬱だった。
日頃の勤務態度や事前の面談、関係者からのヒアリング。
査定を委ね判断を仰ぎます。
究極なる受け身の状態。
穏やかなはずがありません。
それでいて、評価内容は重要です。
給料も変わるし、4月からの就業環境にだって関わってくる。
たった数人の上司に運命を任せるのです。
腹立つわー。
組織からの評価は甘んじて受け入れるしかありません。
正しいかどうかは重要ではない。
それが組織で働くということなのです。
そもそも使っている物差しが違います。
退職までの道をひた走った僕。
組織に人生を重ね、出世競争と存在意義とを同一視する上司。
そうやって、会社内で生き残ってきた人たち。
評価が合致する訳がない。
組織で使われる判断基準はサラリーマン気質があるかどうかです。
いかに従順で使いやすいか。
独自性?突破力?
そういうことは会社が求める範囲でお願いいたします。
組織で評価されている人は凄いです。
僕はそうではなかった。
心の底から尊敬します。
僕には出来ないよ。
サラリーマンとして評価されている人が、人間として秀でているのかは別の話です。
人間として優れている人が、サラリーマンとして立派なのかどうかも別問題。
僕たちは社会的な生きものだからこそ、危険です。
組織の評価を、人格の評価だと受け取ってしまう。
人間としての評価は自分で下しましょう。
アーリーリタイアにしろ、定年退職にしろ、いずれはそこに辿り着くのです。
本質を他人に委ねてはいけません。
自分に褒められる自分になること。
気にする相手が家族だったら分かるけれど、会社の人たちが対象では絶対にない。
大丈夫。
あなたはあなただ。
胸を張って行きましょう。