億万長者物語

30歳100万円から運用を始め、40歳現在1億600万円。会社は辞めました。経済的自由を目指して、まだまだ頑張ります!


「モモ」を読んだ

 

時間について考えさせられる児童文学があるそうです。

 

時間泥棒に奪われた「時間」を、少女が取り戻す物語。

 

なんのこっちゃ。

 

さして気にもしていなかったのですが、なぜか頻繁に見かけるようになりました。

 

本屋、図書館、YouTube。

 

流行っているのかな?

 

こういうことを、めぐり逢いと呼ぶのかもしれません。

 

または運命。

 

せっかくなので手に取ってみました。

 

「モモ」です。

 

 

モモ (岩波少年文庫)

モモ (岩波少年文庫)

 

 

(あらすじ)

 

町はずれの円形劇場あとに迷い込んだ主人公モモ。

 

静かにうなずく彼女に話を聞いてもらうだけで、町の人たちは幸せな気持ちになれるのでした。

 

しかし街には「時間どろぼう」の組織が潜み込みます。

 

時間貯蓄銀行に時間を預ける取引を持ち出し、人々の日々の時間を奪ってしまうのです。

 

増えるはずだった時間を生み出すために、ゆとりを無くして生きる人々。

 

世界は、あくせくするばかりの、喜びのない場所へと変えられてしまいます。

 

自分の時間を満喫しているモモは取引に興味をそそられず、世界から取り残されてしまうことに。

 

友だちや街の人々の時間を取り戻すべく「時間どろぼう」たちに挑んでいくのです。

 

 

 

(思ったこと)

 

本書に登場する時間に追われる人々は、言うまでもなく現代人の描写です。

 

時間を管理して有効活用することで、本当はほかの大事なことにまでケチケチしてしまっている。

 

画一的で、熱を失っていく生活。

 

僕たちは楽しい毎日を求めて頑張っていたはずなのに、いつのまにか時間に追われて日々の喜びを失っています。

 

 

現代社会では、子どもでさえ逃れられません。

 

進学に役立つ勉強に、社会性を育むための習い事。

 

1973年にミヒャエル・エンデが「モモ」で描写した社会そのものなのです。

 

時間を預けて将来の時間を生み出すという「時間どろぼう」の時間取引は、資本主義社会へのアンチテーゼでもあるでしょう。

 

貨幣を預けておいたらおカネが増える。

 

現代の金融システム。

 

僕たちはお金を増やしたくて死に物狂いで働きます。

 

でも待てよ。

 

お金が欲しくて働くのか?

 

幸せなひとときを過ごすためにお金が必要だっただけなはず。

 

働くほどに気力を消耗し、何をしても面白くなくなってしまう。

 

なにかズレていないだろうか。

 

時間とは生きるということです。

 

Time is moneyだなんていうけれど、時間はお金ではない。

 

人生そのものなのです。

 

人生を楽しむために、僕たちの今を大切に。

 

大切な家族や友人と過ごす時間。

 

その一瞬一瞬を愛そうと思ったのでした。