3月23日を忘れない。
空から鳥のさえずりが消え、風から土の匂いが消えた。
全世界が悲しみに包まれた。
新型コロナショックで米国株は連日の大暴落。
そして最底値を記録したのである。
それから1年。今、米国株は空前の好相場に湧いている。
8割もの上昇。
コロナ以前の最高値ですらも悠々と突破した。
暗闇の日々が蜃気楼のように記憶から立ち消えていく。
だからこそ、僕たちは忘れてはいけない。
恐怖で震えたあの夜を。
一縷の望みを信じ、ただ耐えたあの日々を。
2020年2月19日に3386.15を記録したS&P500は、次週の月曜日に突如として下落しました。
1週間で2954.22まで値を下げています。(下落率12.8%)
そこから3週間落下を続け、2237.40のコロナショック最底値まで一気に到達したのです。(総下落率33.9%)
以下、当時の単日下落記録です。
2月24日記録更新。270万円。
2月25日更新。338万円。
2月28日更新。425万円。
3月9日更新。662万円。
3月12日更新。708万円。
3月16日。852万円。
6回もの更新。
最大下落は852万円。
冗談みたいな金額ですね。
当時の文章からは生気が抜けています。
それでも、よくぞ記録を続けたものです。
我が家の資産は5,000万円を割り込み、準富裕層から転落しました。
当時7,300万円まで築き上げた資産は、4,200万円まで金額を縮小したのです。
妻や子どもたちと、頑張って貯めてきた資産。
僕の労働に何の意味があったのか。
お金がもらえなかったら働いている意味の大半が損なわれます。
ひたすら耐える日々でした。
一部ですが、自分を奮い立たせるために綴った誓いを再掲しておきます。
僕は保有株を売りませんでした。
それどころか1,000万円以上の買い増しを行いました。
気がふれていたとしか思えません。
偶然が重なった幸運ではありますが、我が家の資産は復活し、それどころか当初の金額を大きく超えて上昇しています。
当時の自分を褒めたいと思う。
再び暴落相場は勃発することでしょう。
10年後かもしれないし、明日かもしれない。
大丈夫。
きっと大丈夫。
コロナを乗り越えられた僕たちは、次の危機にも耐えられる。
その日が訪れることを覚悟し、また今日からの資産運用に励もうと思います。
ともに進みましょう。