本屋を練り歩いていたら、衝撃的なメッセージに出会いました。
「なぜ僕らは働くのか」
えええっ?
なぜなんですか?
僕は見失ってしまいました。
そして、会社を辞めてしまいました。
まさか児童コーナーに答えがあったとはね。
働くことを止めた今だからこそ、働くことの意味を考えてみます。
「なぜ僕らは働くのか」の感想文です。
本書は中学生が将来の展望を考える物語です。
監修は池上彰さん。
導入のマンガ箇所と、メッセージ性を含んだ本文パートの繰り返しで展開されており、容易に読み進めることが出来ました。
生活費を稼ぐという実質的な説明もありますが、仕事を好きになる方法や幸せに働くことについてなど自己実現の概念についても論じられています。
大前提は、仕事は誰かの役に立っているということです。
働くことで社会に貢献し、仕事が成り立つことで対価を得る。
お金をもらうのは「ありがとう」の意思表示。
世界は仕事によって繋がっていくのです。
本書では、将来の勤労形態についても記載があります。
教育を受けてガムシャラに仕事をし、それからの隠居を楽しむ時代は過ぎ去りました。
副業、学び直しや社会奉仕などの様々なステージを混ぜ合わせ、社会に出てからも人生を積み上げていく。
ライフシフトってやつです。
(参考記事)
社会への参加手段も多様性に富んできており、単純に学歴を積み上げて会社に勤めるだけが方法ではなくなりました。
順調な進学が叶わなくても、周囲に馴染めなくても構わない。
挫折や困難が、人を成長させます。
人生には正解はありません。
無限の可能性を手に、いろいろと挑戦してみればいいのです。
まさにその通りです。
子どもたちには、このようなメッセージが送られています。
対して、僕たち大人はどうだろうか。
旧態依然としたシステムに囚われて、古い価値観でその場しのぎの選択をしていないだろうか。
働くということは社会への貢献です。
自分がやりたいことや、どう生きたら幸せかを考える。
子育てに励むことも方法だし、家事の1つ1つも社会貢献です。
ブログ発信でも社会に参加できるし、SNSでの意見表明が影響を与えることだってあるでしょう。
アーリーリタイアもいいよね。
新しい価値観を社会に投じています。
社会は変化をし続けています。
取り残されてはいけません。
僕たち大人が偏屈になってはいけない。
堅苦しく考えないこと。
自分が出来る方法で社会に役立っていこうと思いました。