億万長者物語

30歳100万円から運用を始め、40歳現在1億3,100万円。会社は辞めました。経済的自由を目指して、まだまだ頑張ります!


空を舞うパン粉

 

子どもへはあまりうるさく言わないようにしています。

 

外堀を埋めてしまっては個性が伸びていかない。

 

型に嵌った子どもは面白くないし、親だって疲れてしまいます。

 

徹底しているのは基本的な所作のみです。

 

鉛筆の持ち方とか、机に向かうときの背筋とか。

 

こういう細かいけど目に付くところは後々苦労します。

 

学校では教わる内容ではないし、子どもの頃からのクセって直しずらいのです。

 

変な動作をしているようでは育ちを疑われます。

 

そんなことでは素敵な人を射止められない。

 

子どもたちには社長子息とか令嬢とかと結婚して欲しいのです。

 

 

 

特にうるさく言うのはご飯の食べ方です。

 

箸を三手で取れとは言いませんよ。

 

そんなことは僕だってやっていないし。

 

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最低限のことだけです。

 

スプーンの握りかたとか、器の持ち上げかたとか。

 

基本が美しくないようでは玉の輿に乗れません。

 

何度もしつこく注意しているのは咀嚼中に口を開けないこと。

 

食べ物が見えると汚いし、くちゃくちゃ音には気分が悪くなります。

 

楽しくおしゃべりすることには歓迎ですが、手を口元に当ててお上品に。

 

幼稚園の年長組に通う二女には難しいようです。

 

特に朝食。

 

まだ脳が目覚めていません。

 

新しいストベリージャムや食後に控えるジュースに気が散り、ついつい口が開いてしまう。

 

口を締めるように言っても難しいことは分かっています。

 

開けようとして開けているわけではないからね。

 

効果的な指導方法は、鼻で息をするように伝えることです。

 

鼻呼吸が出来れば口を閉じても大丈夫。

 

逆に鼻で息をしていながら口を開けるのって難しい。

 

 

 

二女は頑張って鼻呼吸をしています。

 

ふーんふーん。

 

そこまで大げさにしなくても。

 

口を注意深く開け、トーストを口に運んでいきます。

 

ふーんふーん。

 

凄まじい鼻息音。

 

それはそれで玉の輿が遠ざかってしまう。

 

皿ごと口元に近づけていって、ふーんふーん。

 

ひらひらと空に舞います。

 

ああ。

 

取り皿にこぼれたパンカスが空中へと放射されていく。

 

 

 

美しい所作は簡単には身に付きません。

 

少しずつ少しずつ。

 

掃除機でダイニングテーブルの周りに飛び散ったパンカスを吸い集める苦労が、子どもたちの素敵な未来へと繋がっていくのです。