サラリーマンを続けていると、窮屈な考え方になってしまいます。
そりゃそうです、組織に合わせて働いているんだ。
制限された目標、限定された業務、束縛された時間。
大人になるって不自由になることなの?
僕は組織に適合できず会社を離れてしまいましたが、長年に渡って勤務を続けた後遺症は今も残っています。
サラリーマン時代の夢にうなされる。
手には汗がびっしょりです。
最悪の目覚め。
完全回復には10年ほどかかりそうな気がします。
馴染めない組織生活を続けた弊害の蓄積です。
心当たりのある人は知っておいてください。
くれぐれも無理はしないように。
生きていればなんとかなりますよ。
サラリーマン生活だけを理由にはできませんが、なんというか、挑戦に対しての気概がなくなっていることを自覚します。
お金がかかるとか、時間がかかるとか、気力を奮い立たせられないとか。
自由になった今は、すべてが自己責任です。
動き出さないと、このまま死んでしまう。
人生は100年もあるのです。
無気力に生きるには長すぎる。
大きく考えることで可能性を広げられると聞いたので、書籍で勉強しました。
「大きく考えることの魔力」です。
本書は1970年代に出版された、自己啓発本の古典です。
経営理学を専門とし、人材活性と開発を手掛けたダビッド・J・シュワルツ博士によって執筆されました。
成功するかどうかは、考え方の大きさによって決まるということが本書のテーマです。
大きく考えることには何かの魔術がひそんでいるのです。
・・・大丈夫かな。
精神論というか、宗教色というか。
心配ではありますが、アドラー心理学でも同様のことを提唱しています。
読み進めます。
自分に価値があると信じれば、精神はそれを実現する方法を見つけ出します。
積極的な言葉や言い回しを選ぶようになる。
態度が変わり、周囲の協力を受けて成長が出来るそうです。
熱意をもって考えることで熱意は溢れ、伝わります。
勝利者にふさわしい、堂々として自信に満ち溢れる態度で臨むことが重要です。
人と接するときは、相手のことも自分同様に価値のある人物だと思うこと。
承認欲求は、すべての人が持つ自然で強力な欲求です。
他者を重要な存在だと認めることで、自分に対しても相応の対応を返してくれるようになります。
助言が必要であれば成功者に聞きに行くといいでしょう。
失敗したひとからのアドバイスは、病気の治療法をやぶ医者に聞くようなものなのです。
成功するためには、行動が欠かせません。
すべての成功は、成し遂げられたからこそ結果が残されたのです。
グズグズしていると恐怖心が生まれてしまう。
・・・すごく、よく分かります。
僕は起業を計画していますが、時間が経つほどに怖くなっている。
このまま行動できなければ、自信も信頼も無くし、平凡な人生に終わることが目に浮かびます。
平凡でもいいんだけど、せめて挑戦はしたい。
本書によれば、恐怖を感じたときにも成功できるという考えが対応の基本になるそうです。
成功を信じ、とりあえず行動してしまう。
行動は恐怖を治療します。
感情は直接コントロールできませんが、動作はコントロールすることが出来るのです。
この世でもっとも悲しい言葉は「やっておけばよかった」です。
アイデアがあっても行動できなければ、かえって精神的な苦痛を生む。
行動し、失敗しても教訓を学び、前進を続けた人だけが成功を掴みます。
僕には、自分の人生を、自分が思うままに生きたいという目標がある。
自分で考え、進むこと。
大きな考えを諦めてはいけません。
自分や家族、社会に対し、よりよい価値を生み出せるよう、志を高く掲げ続けたいと思います。