長女が生意気です。
小学5年生ですからね。
そろそろ反抗期なのでしょう。
忘れ物を指摘しても無言。
むすっとしつつ、絵具セットをカバンに詰めています。
宿題をやっていないことを示唆すると無言。
ランドセルからノートを取り出し、おもむろに取り掛かります。
むむー。
これはいけない傾向だ。
コミュニケーションは人間関係の基本です。
きちんとしたやり取りが出来ない子どもはチャンスを逃します。
学校や習い事の先生だって人間なのです。
素直に聞き入られないのだったら、教えてあげたくなくなっちゃう。
家庭外での態度もよくありません。
学級参観。
単独で指名され、問題の解き方の説明を受ける長女。
せっかく教わっているのに、聞いているんだかいなんだか。
帰宅後に、その態度でどう思われるかを長女に訊ねてみました。
無言。
斜め上を見つめ、ダラダラと足を動かします。
これでガムを噛んでいたら、欧米です。
むむー。
そういう態度なのだよ、長女。
今、お父さんがどのように感じているか分かる?
不貞腐れ、無言。
怒ってんじゃないの! 聞いてんの! ちゃんと答えな!!
目をウルウルさせる長女。
・・・すみません。
怒っていないと怒ってしまいました。
大人は理不尽です。
怒っていないと言いながら、怒る。
怒らないからと約束したのに、怒る。
怒ってばっかり。
社会に出るまでは大人に囲まれるし、社会に出てからも囲まれます。
諦めることなく元気に生きていって欲しい。
怒ってばかりいる社会のなかで、僕ぐらいは優しく諭してあげようと思ったのでした。
そして、それが難易度の高い挑戦だということは知っています。
ついつい声を荒げたり、頭ごなしに叱ったりしてしまう。
長女の態度を直すために、まずは僕の態度を正す必要がありそうです。