億万長者物語

30歳100万円から運用を始め、40歳現在1億1,100万円。会社は辞めました。経済的自由を目指して、まだまだ頑張ります!


二女の世界

 

二女はタンポポを見つけます。

 

シロツメクサを集めてくるし、つぼみをつけたパンジーにも気が付きます。

 

スズランが散ったことも教えてくれます。

 

そんな二女と手をつないで歩けることが、僕のこのうえない喜びです。

 

あと、何年つないでくれるだろうか。

 

何十年も経った後で、再び手をつないでくれるだろうか。

 

 

 

散歩中の二女は急に立ち止まります。

 

先を行こうとする僕の手を必死に引っ張ろうとする。

 

なんだよー。

 

歯科検診までは時間がないのです。

 

寄り道していては遅れてしまう。

 

無理に連れて行こうとしますが、頑として動きません。

 

そして僕に教えてくれるのです。

 

花が咲いている、と。

 

二女はまだ110センチ。

 

地面に近いから色んなものを見つけられるそうです。

 

美しいものだけではありません。

 

よく分からない紐だとか棒だとかを拾い上げて喜んでいます。

 

汚いから触らないでほしい。

 

爪楊枝をつまみ上げようとしていたけれど、それは全力で阻止しました。

 

大人、捨てるな。

 

 

 

子どもにだけ見える景色があります。

 

大人にしか分からないことがあるように。

 

僕たちも歩いてきた道なんだけど、残念ながら忘れてしまっているのです。

 

駅へと急ぐようになり、置き忘れてしまった。

 

二女にとっては、いつもの道ではありません。

 

タンポポの綿毛が飛んだり、パンジーが咲いたり。

 

蜃気楼が立ったり、水たまりができていたり。

 

いつでも、昨日とは違った道なのです。

 

毎日を新鮮に楽しもう。

 

二女の手をつなぐ、今日という日に感謝するのでした。