我が家では子どもの金融リテラシーを高めるために、様々な方策を行っています。
お小遣いは幼稚園の頃から渡し始めました。
今年からは株を買い始めています。
オランダ人もビックリの早期金融教育なのです。
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同じように接しているつもりですが、理解の仕方には差が出ます。
子どもには持って生まれた人格が備わっているのです。
僕に似ているのは長男です。
良いか悪いかは別にして。
幼稚園の頃から際立っていました。
七夕の短冊に書いた願い事は「おかねをもらう」でした。
恐るべきセンス!
お金持ちになるでも、社長になるでもなく。
お金との距離感が完璧です。
あくまで主格は自分に残しつつ、選択肢としてのお金があるスタンス。
お金の価値を完全に理解できています。
詳細はこちらの記事にまとめています。
長男が、母の日に書いた手紙を見せてくれました。
学校の課題で書かされたわけではなく、自発的に書いたとのことです。
こういう優しさがある。
将来はきっとモテることでしょう。
変な異性に騙されないよう恋愛リテラシーも高めておきたいけれど、残念ながら僕には伝えるほどの経験はありません。
手痛い失敗を繰り返しながら大きくなっていってくれ。
長男が妻に送った手紙です。
「学校のお金を払ってくれてありがとう」
冒頭部分がこれ。
その後も様々な感謝が書き連ねられていたけれど、頭に入ってきません。
文章は出だしのインパクトが重要だというけれど、ここまでガツンとした書き始めはない。
日本ではタブー視されがちな金銭についての直接的言及が、まず素晴らしいです。
それから、払ってもらっていることへの意識。
感謝の矛先が働くことへでもなく、頑張ることへでもなく、支払うことだという点については白眉です。
お金の獲得方法を問わない強い態度。
お金は、所詮お金です。
家族のために一生懸命に働くという考えがありますが、勘違いをしてはいけません。
家族が楽しく暮らすためにお金が必要だというだけ。
働くは働かないかは、財務状況によっては自由なのです。
ウォーレン・バフェットは言います。
胃が痛くなるような人たちのために働くのは、お金のために結婚するようなものだ。どんな理由があろうともそれは惨めな行為だが、すでに裕福な人間がそんなことをするのはまったく愚かとしかしか言いようがない。
親が子どもにしてあげられることは、仕事を頑張ることではありません。
働く背中を見せることが子どもにいい影響が与えるのならやったほうがいいけれど、嫌々仕事に向かう姿は悪影響です。
奴隷になるために大人になるわけではない。
親は最低限の養育費を準備すること。
それから、たっぷりの愛情を注ぐこと。
長男はよく理解してくれている。
父の日には、どんな手紙をくれるのか楽しみです。
くれるかな?
頑張ります。