億万長者物語

30歳100万円から運用を始め、40歳現在1億1,100万円。会社は辞めました。経済的自由を目指して、まだまだ頑張ります!


「女子をこじらせて」を読んだ

 

世の中には色んな人がいます。

 

自分とは違った考え方に触れることは学びになるのだろうけれど、現実では難しいです。

 

違う環境に生きる人とは出会う機会が少ないし、世界観が違いすぎて訳が分からないと思う。

 

すれ違いが勘違いを生み、殴り合いに展開してしまうかもしれません。

 

いつもは読まない本を手にすることが解決策です。

 

書籍なら多様な思想に容易に、安心して触れることができます。

 

どこで知ったのか、誰に推薦してもらったのか。

 

まったく記憶に残ってはいませんが、僕のリストに載せていた本を読んでみました。

 

「女子をこじらせて」です。

 

  

見てください、この表紙。

 

何とも言えない、いかがわしさ。

 

僕が購入しないタイプの本です。

 

いや、むしろ好きなのか。

 

読了するまで部屋に転がっていましたが、妻や子どもたちはどのように思っていたのだろう。

 

妻は飽きれているだろうけれど、そろそろ思春期に突入する長女の感受性が心配です。

 

本書はAVライターとして活躍する雨宮まみさんによって執筆されています。

 

エロに興味を持った早熟な幼少時代、スクールカーストの底辺を彷徨った学校生活。

 

旺盛な性欲を持ちつつも女性としての自分に自信が持てず、鬱屈した大学生活を送ります。

 

劣等感を返上するためにバニーガールとして働きはじめ、憧れで鑑賞していたAVのレビューを書く記者になる。

 

前半部分は来歴があけっぴろげに記され、後半は女性としての存在に悩む心理状態が緻密に描写されていました。

 

自分の性を生きることに自信がない人には、とくに共感が持てる内容だと思います。

 

自分なんかが好意を寄せたら困るだろうから告白も出来ないという心理状態は、なかなか卑屈です。

 

 

 

こじらせることへの悲哀を感じました。

 

こじらせるという状態は、自分を悲観的に認識してしまうことだと思う。

 

僕にも似たような経験があります。

 

サラリーマン。

 

僕はサラリーマンをこじらせていました。

 

雇われの身分であることにビクビクして、可能性を制限してしまうのです。

 

存在を卑下するというか。

 

周囲の評価が気になったり、役職を気にしたり。

 

サラリーマンであることの自意識が暴走してしまって、自分を見失いかけていました。

 

辞めた今なら分かります。

 

気にしすぎ。

 

サラリーマンは僕を構成する要素の1つでしかなくて、労働は僕そのものではありません。

 

でも、こじらせ渦中ではそんなことにすら気付けないのです。

 

サラリーマンを続けたら生きてきた意味がなくなると思っていた。

 

共有する課題、週に5日の勤務、複雑な報告形態。

 

仕事のことが頭を占領し、週末でも気を揉みます。

 

おかしいぞと思えてよかったです。

 

自意識が崩壊する前に開放することが出来た。

 

朝起きたときの晴れ渡る空とか、洗濯物をかわかす匂いとか。

 

妻への感謝が止まらないし、子どもたちと生きる幸せを実感しています。

 

こじらせていると、いいことがない。

 

日々に息苦しさを感じるときは危険です。

 

無駄に悲観的になっているのかもしれません。

 

上手に自意識を開放し、せっかくの人生を朗らかに楽しもうと思ったのでした。