日本株を保有していると株主優待をもらえることがあります。
妻が優待を目的にしたNISA枠の理由を検討していたので、止めておきました。
もったいない。
理由を説明すると分かってくれました。
よかったよかった。
同じような状況で困っている人の助けになるかもしれないので、説明した内容を記載しておきます。
NISA枠で優待銘柄を購入してはいけない2つの理由
1.日本株のパフォーマンス
東証株価指数TOPIXは過去5年間で57%上昇しました。
対して米株指数S&P500は104%の上昇です。
世界の株価に連動するVTを確認してみるとと、5年間での値上がりは78%でした。
過去の成績が未来を約束してくれるわけではありませんが、日本株の相対的な期待値は高くありません。
米国市場の些細な挙動に動揺するし、対ドル為替の影響も受けます。
すぐに配当金を減額するし、株主優位での企業統治が徹底されているとは思えない。
株主優待欲しさに日本株を選択するのは近視眼的な欲に目が眩んだ行動です。
2.非課税メリット
株主優待は、そもそも非課税です。
正確には雑所得となり20万円以上の対価受け取りは課税対象になるらしいですが、ここでは割愛します。
優待を申告している人って、いるのかな。
株主優待も、配当金も、原資は利益です。
NISA制度によって非課税になるのであれば、株主優待よりも配当金で還元してもらったほうが嬉しいです。
現金最強。
好きなものが買えます。
株式に再投資だってできるのです。
どうしても株主優待が欲しいのであれば、一般/特定口座で保有しておけば充分だと思います。
妻が欲しがっていた優待はコラーゲンでした。
コラーゲンは株式の値上がり益で購入することにし、NISA枠ではVTを購入しようかと考えています。
世界の発展に後押ししてもらえる。
賢明な判断です。
政府が用意してくれたNISA制度を賢く利用し、妻が気兼ねなくお肌ケアを出来るようになることが我が家の目標です。