僕が会社を辞めてやりたいことの1つが起業です。
本当に大切だと思える価値を社会に提供したい。
だれかの指示に従って動くことには退屈してしまいました。
起業に関する本は沢山読みましたが、なかなか踏ん切りがついていません。
これぞと対象が見つかったわけではありませんが起業した際の準備は続けようと思います。
「社長の全テクニック」を読んだので、分かったことと思ったことを書き記しておきます。
本書は経営についての指南書です。
著者は父親から不動産業を引き継ぎ、100億円以上もの負債を背負いつつも会社を再生させました。
経験を活かした中小企業の支援活動を行っており、本書では利益の出る企業体質を作り上げるための経営技術が紹介されています。
会社方針の策定方法や経営者の仕事術。
部下への指示方法や出納についての注意点、銀行との折衝技術など、テクニックは詳細に至るので興味のある人は読んでみてください。
会社を引き継いだり、個人事業が大きくなり組織としての活動が必要になった人にはとくに参考になると思います。
経営は大変です。
朝から晩まで、仕事のことばかり。
早朝に自分の仕事を終わらせて、日中には組織の業務をこなし、終業後には企業の課題を抽出する。
経営者が考え動き続けないと中小企業は簡単に傾いてしまうそうです。
雇った従業員の生活を守る。
組織を存続させる。
経営者の責任は重大なのです。
僕が目指したい方向性ではないことを認識しました。
自分でコントロールできないことが多すぎる。
退職によって、ひたすら発生し続ける業務からようやく解放されたのです。
自分の時間を自分の大切なことのために使うことができる。
業務に拘束されるのであれば会社勤めをしていることと大差ありません。
経営することに熱中できるのであれば、それもいいでしょう。
だけど、僕はもっと気楽にやりたいのです。
事業を持つことは魅力だけれど、従業員や関係者の人生までは抱えきれない。
責任が限定された株式投資ぐらいがちょうどいいことを知りました。
社会への貢献はどうするか?
個人として活動するぐらいがちょうどいいのだと思います。
世界を変えるような価値を提供する人生はとても刺激的だけれど、一直線にそこを目指すためにはいろんなものを犠牲にしなくてはならない。
気負いすぎることなく、快適な規模で動いていこうと思います。