今週の投資状況です。
107万円のマイナスでした。
先週は348万円。
2週連続の下げは精神状態を蝕みます。
500万円近くが吹き飛んでいると思うと、ゆっくりコーヒーを飲んでくつろいでいる場合ではありません。
気にかかる報道がありました。
中国恒大集団はリーマンショックの再来を招くか | 市場観測 | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース
巨額の負債を抱える中国の不動産デベロッパー「中国恒大集団」。その債務がデフォルトの危機に瀕している。中国の金融システム危機、ひいては不動産市場の暴落につながるのではないか、リーマンショックのような危機の世界への連鎖を招くのではないかと懸念されている。
かなり危険な状況だと思うのです。
中国の発展は不動産価格の上昇が支えています。
土地の価格が上がるから地方政府が住宅地を開発し、不動産を保有する個人の資産も膨らんで消費活動が活発になる。
GDPを押し上げるだけでなく、舶来のブランド品を買い求めたり国外の不動産を購入したり。もちろん世界の株式も保有しています。
つまり、世界の経済成長に寄与しているのです。
そういうの全部吹き飛んでしまうのではないか。
共産党は民間の富を優先したりはしません。
巨大IT企業に圧力をかけたり、学習塾の営利活動を制限したりしています。
中国恒大を助ける動機も希薄なのです。
不動産バブルを鎮火させるいい機会だと思っているのではないだろうか。
奇妙なことに市場の反応は限定しています。
現在の株価にすでに織り込まれているのだろうか。
それとも、問題ないと判断しているだろうか。
大丈夫だと傍観しているのだろうか。
似たような状況を僕たちは知っています。
昨年のコロナショックです。
中国で発生した新型コロナウイルスへの懸念が金融市場を押し下げました。
市場に不安が広がるときには日本円が買われる傾向がありますが、円ドル相場は比較的安定しています。
実は、そんなに新型コロナウイルスは心配されていないのか?
僕が新型コロナに注視しはじめたのが1月下旬でした。
それから1ヵ月も経過してから急落が始まったのです。
悪夢のような日々。
奇しくも今回のリスク因子も中国が起源です。
現金保有率を高めて買い増しを狙うのも一手。
保有を継続して懸念一服の上昇を期すのも、また一案。
我が家ではレバレッジ比率の調整を終わらせました。
このまま静観するつもりですがどうなることやら。
来週も無事にお会いしましょう。