家を買おうかと考えています。
収益物件を以前から探しており、次第に居住物件へと興味が移ってきました。
収益物件は銀行から資金を調達できるのでレバレッジ効果が高くなります。
しかし期待リターンは株式のほうが優れているというのが僕なりの結論です。
不動産についてはこちらをどうぞ。
興味があるのは戸建て物件です。
自分好みに手を加えることが出来るし、一般的に賃貸より広い物件に住めます。
中古であれば割安だし、土地価値が下がりづらい物件を選べば不要になったときには売却することで現金化も比較的に容易です。
今の賃貸物件は手狭になってきました。
我が家には子どもが3人もいて、いつもそばに誰かがいます。
物思いにも耽れやしない。
最低でも4部屋は欲しいけれどそこまで広い物件は貸しに出ないし、たまに出てきたとしても高くつきます。
いっそ買ってしまったほうが安い。
賃貸は気ままに引っ越せることが魅力ですが、子どもが学齢期のうちは引っ越しすることもなさそうです。
よし!買うか!!
と思ってから1年が過ぎました。
中古は出物が少なく新築も合わせて物色しているのですが、なかなか決め手に欠けます。
慌てて買うものでもないし妥協するものでもないし。
いよいよ長女が自分の部屋を欲しがるようになりました。
お友だちに触発されているのです。
共有であてがっている子ども部屋に仕切りを置き個別スペースを作成し始めました。
すでに小学5年生、お年頃。
これからの成長には自分だけの空間も必要になってくるでしょう。
適切な距離感を保っておかないと反抗期が直撃しそうだ。
気まぐれに眺めるだけだった物件探しにも力が入ります。
インターネットの図面を見て自分たちの生活に落とし込んでいく。
我が家のような子ども3人世帯を想定していないようで、なかなか思うような物件には巡り合えません。
1部屋ずつが広すぎるのです。
子ども部屋が4畳半よりも広い必要はありません。
どうせろくでもないことしかしない。
自分がそうだったからよく分かります。
妻と話し合っていたら長男が割って入ってきました。
広い家に引っ越す必要はないよ。
部屋が少ないから仲良しでいられるんだよ。
広ければいいとか大きければいいとか。
欲望に騙されてはいけません。
誰かと比べての所有欲に意味はないし、所有による満足感はすぐに薄れてしまいます。
家族で楽しく過ごす。
これ以上に大切なことはありません。
長女が幸せならば部屋の1つぐらい安いものだけど、家族での楽しみが減ってしまうのであれば今の賃貸住宅のままで充分です。
面倒なのは子どもたちの関係性。
長女に自分の部屋ができたら長男だって欲しくなります。
長男は立派だけど部屋ができるとなれば、一番広い部屋を要求するタイプです。
そして年長さんの二女も自分の部屋を楽しみにしていることを僕は知っています。
家族との触れ合いを優先させるのか、1人で過ごす時間で個人感覚を育むのか。
高価な買い物だし簡単には決断はできません。
家を購入するその日まで子どもたちには想像を楽しんでもらいます。
自分の部屋は無くとも空想力を鍛えることはできるのです。