億万長者物語

30歳100万円から運用を始め、40歳現在1億3,100万円。会社は辞めました。経済的自由を目指して、まだまだ頑張ります!


「派遣添乗員ヘトヘト日記」を読んだ

 

世の中には色んな職業があります。

IT起業家やスポーツ選手などの人気職業もあれば、医者や警察など世の中に欠かせない職業まで千差万別です。

最近の子どもたちにはYouTuberやゲームクリエイターなど夢のある職業に並び、公務員やサラリーマンが人気だそうですよ。

・・・公務員やサラリーマンって職業名なのか?

勤務形態それ自体に憧れる子どもが多数いることに現代社会の闇を感じずにはいられません。

 

多数の職種を知っておくことは人生の可能性を広がることにつながります。

とくに不人気な仕事の把握は生活に困ったときの防波堤です。

いざとなればその職業に従事すればいい。

慢性的な人手不足に苦しむ業界であれば、手を挙げさえすれば誰でも務めさせてもらえます。

勤務先の会社でしか通用しないサラリーマンが職を失っても大丈夫なのです。

 

自称”最下層”職業の日々を綴った「交通誘導員ヨレヨレ日記」が面白かったのでシリーズ続編を読んでみました。

「派遣添乗員ヘトヘト日記」です。

 

本書は66歳の派遣添乗員による日々の奮闘記です。

著者は映画製作、塾講師、旅行ライターを経て派遣添乗員として旅行ツアー業に従事しています。

 

旅行ツアーの添乗員は旅行会社の社員が務めることは稀で、大半の場合は派遣会社からの派遣でやりくりしています。

だけどツアーの参加者は内情を知りません。

そのため現場でのクレームは添乗員に直撃します。

食べ放題ツアーの食べ物がなかったり紅葉ツアーのもみじが枯れていたり。

出発時間に間に合わなかった参加者をトルコの空港に置いてきぼりにしたこともあったそうです。

派遣とはいえ添乗員。

責任逃れをするわけにはいかず、ひたすら謝るしかないのです。

 

前作の「交通誘導員ヨレヨレ日記」同様に過酷で強烈なエピソードが楽しめました。

理不尽なクレームに負けじと対応方法を練ったり善後策を設けたり。

著者はそれまでの人生では経験してこなかったサービス業への適応を見事に果たしています。

色んな職業を経験することの面白さを感じる1冊でした。

 

 

 

 

あとがきに記載がありますが、本書はシリーズとして出版するために自虐的な業務を打ち出しているようです。

本人は添乗員生活を卑下しておらず、今までの体験をしたためようと2年間かけて原稿を仕上げました。

それから電話で売り込みをかけた出版社の数は30社、「交通誘導員ヨレヨレ日記」の続編を探していた当出版社からの出版にこぎつけています。

著者はヘトヘトと毎日をただ過ごす疲れた初老の男性などではなく、ガッツと気力の人なのです。

 

少し気になったのはオフシーズンには仕事が減るために生活が苦しくなってしまうという描写です。

面白おかしく書いているだけだと思いますが、生活のために働かなければならない日々は過酷です。

ましては筆者は66歳、生活のために理不尽なクレームに頭を下げる業務は堪えがたいものがあります。

 

色んな職業を体験するのは面白そうですが、必要に迫られて従事する仕事ほどつまらないものはありません。

僕はサラリーマン時代につくづく痛感しました。

働いてもいいし働かなくてもいい境地。

面白そうだから試しに働いてみるという選択が出来る状況が理想です。

いろんな体験を面白がれるよう経済的な自由の獲得を心に誓ったのでした。

 

前作の「交通誘導員ヨレヨレ日記」についてはこちらです。

道で見かける誘導員の人に優しくなれる、涙無くしては読めない1冊です。

ハンカチのご準備を。

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