収益物件を購入しました。
決済までの準備期間は1ヵ月間の設定です。
ローンを引く人はこの期間に融資を下ろしますが、僕は自宅購入の際に株を売却して現金化した資金があり金融機関との折衝は不要です。
本来なら僕がやることはないのですがこの物件は訳ありです。
賃借人はいるのに、なんと賃貸借契約書が存在していなかったのです。
売主が購入した25年前から同じ人が住み続けていて、契約更新すらも行わずに物件を貸し続けていたと聞きました。
それでいて家賃の振り込みが遅れたことはないらしい。
契約書がないのにきちんと約束を履行してくれる借主は信頼できます。
長生きしますように。
そして、これからも長く住んでくれますように。
決済履行前に売主と借主とで契約書の取り交わしをお願いしました。
売主は信頼できそうな人ですがお金が関わると人間は豹変します。
騙されているのかもしれないし、引渡し前にきちんと文書としてまとめておくにこしたことはありません。
決済後に貸主を僕に変更した賃貸借契約書に更新する段取りです。
賃貸契約は問題はなく完了しました。
高齢者の一人暮らしということで突然の不幸の際の対処を懸念していたのですが、無事に緊急連絡先も記入してもらうことができました。
年金をもらいつつ勤めにも出ているということで、金銭状況にも健康状態にも不安はなさそうです。
なるべく同じ状況で賃貸を継続したいと思っていたので家賃保証会社も連帯保証人は要求しませんでした。
年金生活者に余計な出費を強いるのは心苦しいし、高齢者に連帯保証人を要求するような薄情な行動はしたくない。
お金は大事ですが人間としての尊厳はそれ以上に尊重されるべきなのです。
不動産の所有権はまだ売主のままですがオーナーとしての矜持が生まれつつあります。
これは楽しくなりそうだ。
支払いを完了すれば所有権を移転できます。
それから契約書の借主を僕の名前に変更すれば一連の取引は完了します。
10年越しの不動産収入がついに実現するぞ!
最後まで気を抜かずに完遂します。
今までの経緯はこちらからどうぞ。